妊娠9ヶ月のころは胃のもたれ、動機や息切れなどの症状に悩まされているママも少なからずいらっしゃいます。このころは血液循環料が妊娠前より30~40%ぐらい増えて、心臓や肺への負担がピークに達します。また、子宮がみぞおちのあたりまで上がってくるため、胃が押されて、一度に食べられる量が少なくなります。そんなときは、少量ずつ回数を多くとるといいでしょう。ただし、1日のトータル食事量がオーバーしないように気をつけて。

日常生活の中で、お産のときによく使う筋肉をほぐしておきましょう。あぐらや床のふき掃除は股関節や骨盤の筋肉を柔軟にします。歩くことは足腰の筋肉を慣らします。楽な姿勢で、わ力を抜くリラックス法を練習しておくと、陣痛の合間に役立ちます。

妊娠9ヶ月目の母親の体の変化

子宮が内臓を圧迫し、胃もたれ、動悸などの症状が出てきます
●子宮がみぞおちのあたりまで上がってきます。胃が押し上げられて、つわりのような胃のムカムカを感じることも。
●心臓や肺が圧迫されて、動悸や息切れがします。
●膀洸も圧迫するため、頻尿や尿もれも起こります。
●足への負担がいっそう強くなり、足のつけ根が痛んだり、つったりします。さらに、むくみやすくなります。

妊娠9ヶ月目の赤ちゃんの体の変化

体がふっくらして、肺の形態や機能も完成に近づきます
身長 約47cm
体重 約2500g

(妊娠35週末ごろの赤ちゃん

●皮下脂肪が増え、体つきがふっくらして、外見的には新生児とほとんど同じようになってきます。
●35週になると肺の機能がほぼ完成に近づきます。
●胎児を保護する作用がある胎脂(皮膚からはがれた細胞や、皮脂腺からの分泌物が混じったもの)で全身を覆われています。
●髪の毛が長くなり、つめは指の先端まで伸びてきます。

妊娠9ヶ月目のチェックポイント

①引き続き推定体重を算出する
②NST(ノンストレステスト)や赤ちゃんの動きから元気さをチェックする
③肺の呼吸様運動や体の各器官の働き(状態)を確認する
④羊水量や胎盤の状態をチェックする

超音波写真似は指先までむちむちした赤ちゃんの姿が見れる

まるで新生児のように腕がムチムチして、5本の指の動きもわかりますね。筋力が発達して、赤ちゃんは順調に発育しています。超音波写真では見えませんか、この時期にはつめもだいぶ伸びています。

赤ちゃんの性別の違いの特徴もはっきりと見れる

本の葉のように見えるのか大陰唇で、女の子だとわかります。内性器の子宮が見えると確実です下はおちんちんの袋(陰嚢)と先端(陰茎)が見えるので、男の子ですね。

赤ちゃんの胃も発達して発育具合の確認になる

おなかの横断面を見ると、背骨や血管か見え、胃も黒くはっきり写つています。赤ちゃんが羊水を飲み込んで、胃が機能していることがわかります。19週ごろから、羊水を飲み込むたびに横隔膜が動く様子が超音波で見られるようになりますか、これも呼吸様運動の一つです。

妊娠9ヶ月目の生活や食事のポイント

妊娠生活のゴールが近づいてきました。入院用のパッグを用意し、必要なものを入れておきましょう。また、体の不調が現れやすい時期です。ストレッチなどで緩和して。

出産の為に入院する時に必要なものをリストにしよう

出産前になるといつ陣痛がくるのかとても不安に考えられている人もいらっしゃいます。妊娠9ヶ月目は出産まえでなにかとバタバタなりがち時期になりますの自分たちにとって必要な物をリストアップしておきましょう。

参考:妊娠で入院する時に必要な物リスト

出産時の不在に備えて、整理整頓を

入院に備えて、産院の夜問受付やタクシー会社の電話番号など、いざというときに必要と思われる連絡先を一覧表にしたり、携壼電話に登録したりしておきましう。また、ママが留守の間、パパが困らないように、貴重品、衣類、日用品の買い置きの場所や、ごみ出しの曜日、光熱費や家賃などの各種支払いについて記したメモを渡しておきましょう。

そのほか、保存の利く食料品も準備してあげるといいですね。退院のときの支払いについても、前もって打ち合わせをしておくと安心です。

里帰り出産する人は遅くとも32〜34週までにしましょう

里帰り出産をするママは、里帰り先の産院に必要な書類を確認し、現在通っている産院に紹介状をお願いしましょう。里帰りをする時期は産婦人科医と相談して決めますが、遅くとも32〜34週までには転院を。36週を過ぎるとお産がいつ始まつてもおかしくない時期に入り、国内線の飛行機に乗る際にも医師の診断書と本人の同意書が必要になります。パパの運転で帰る場合は渋滞を避け、1時間おきに休憩を入れましょう。

妊娠9ヶ月目のパパの心得

いよいよ待ち望んでいた出産のとき。ママがつらいときそばにいてほしいのは、いちばん信頼しているパパです。手を握つたり、頭をそっとなでたり、言葉がなくてもそばで応援している気持ちを伝えてください。不安なママを励ましながら、赤ちゃん誕生の感激の瞬間を、一緒に迎えてください。

立ち会い出産でパパにしてもらって嬉しかったこと
1位 背中や腰のマッサージ
2位 優しい言葉がけ
3位 手をつないでくれたこと

 妊娠9ヶ月目のQ&A

Q.近所に買い物に出かけただけて、動悸や息切れがします。
A.心臓が少し押され気味に深呼吸してみましょう

大きくなった子宮が横隔膜を押し上げるため、心臓もやや押されて負担がかかり、動悸がすることがあります。
動悸や息切れがしたときは、ゆっくりと静かに深呼吸すると、治まりやすくなります。

Q.おなかに時々ハリを感じるのですが大丈夫?
A.末期は張りを感じやすいもの規則的な場合は注意します

おなかに張りを感じたら横になって休み、安静にして治まるようならお産の始まりではないでしょう。張りが治まらず、1時間に6回以上の規則的な張りを感じてきたり、1回の張りが2〜3分続く場合は受診しましょう。

Q.足のつけ根が痛みます解消法はありますか?
A.股関節痛を緩和するストレッチをしましょう

お産が近づいてくと、赤ちゃんが下がってくるため、恥骨が圧迫を受けます。また、ホルモンの働きで関節が緩むことも原因の一つです。無理のない範囲で、ストレッチをしてみて。

Q.手がしびれます。なぜ?
A.手首の神経が圧迫されるためグーバー体操をして

これは手根管症候群と呼ばれる症状です。妊娠すると体内の水分が3割ほど増えるため、むくみやすくなり、このむくんだ組織が手首の神経を圧迫して、しびれが起こります。指先への血流がよくなるように、手を開いたり閉じたりを繰り返してみましょう。塩分のとりすぎにも気をつけましょう。

Q.お産のことを考えると怖い
A.お産の進み方を知っておくと落ち着きます

お産は、ママにとって初めて経験する強い痛みかもしれません。でも、痛みはずっと続くわけではなく、休みもあればゴールもあります。先がわからないと怖くなってしまうので、お産の進み方を前もって知っておきましょう。

Q.身長が低いのですが難産になりますか?
A.赤ちゃんの頭よリママの骨盤が広けれは大丈夫

ママが小柄だからといって、赤ちゃんも小さいわけではありません。また、ママの身長が低くても、赤ちゃんの頭より骨盤が広ければ大丈夫。骨盤のほうが狭い可能性があるときは、お産の前にX線検査で調べます。

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