妊娠4週目、ママにとってはとても気になる事が多くなる時期です。
妊娠週数の数え方から4週目は28日を迎える日になりますから生理が来る頃です。思わず1日2日くらいのズレがとても気になる頃ですが、まだ体には大きな変化や兆候を感じる事はありませんからソワソワされている方も多いのではと思います。
妊娠経過の月としては1ヶ月⇒2ヶ月目の最初の週になるので妊娠初期の頃にあたります。

この記事では妊娠4週の頃のママの状態や赤ちゃんの状態を紹介しています。

今回のテーマ
妊娠4週目

妊娠4週のママ

妊娠4週目頃から妊娠検査薬に反応が出はじめるころ

この頃になると気になるのが妊娠検査薬、市販されているものも妊娠4週目頃から反応が出始めるとされているため、すぐに購入して検査してみる方も多いのではと思います。

検査薬に反応するのは尿中のhCGホルモン(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)と呼ばれる成分が「50mIU/ml」以上の場合に反応します。
この妊娠検査薬は大きく分けて2種類存在しており、生理予定日から使う事ができる「25mIU/ml」で反応するものと生理予定日の1週間後から使用できる「50mIU/ml」以上で反応が出るものがあります。

生理予定日あと1週間で陽性反応が出るもののほうが制度は高いのですが少しでも早くから知りたい人向けではありますのでお試ししてみてもいいかもしれません。

妊娠4週から5週の初めの頃に妊娠検査薬で陽性が出た場合はエコーで赤ちゃんの様子を見る事ができることがあります。子宮内に胎嚢と呼ばれる状態でくっついているのがわかります。
ただこの場合は子宮内に胎嚢ができている場合のみ確認ができます。子宮外妊娠の場合にも妊娠検査薬は反応をしめします。この場合は確認ができないのですが、その場合でも陽性反応が出た場合は産婦人科等へ相談する事は忘れては行けません。

出血や下腹部痛などの妊娠初期症状が現れる

妊娠4週の頃は妊娠の月数で言うと2ヶ月目にあたります。この頃から4ヶ月位までの間でで見られる妊娠に伴っておこるホルモンの変化が起こすものとされています。妊娠初期症状として紹介されている症状が現れます。

妊娠4週のころから着床が行われた状態になるとhCGホルモンの分泌が活発になり、胎盤の形成や卵巣が腫れたりする原因になります。
この他にも妊娠する事で活発に分泌するエストロゲン(卵胞ホルモン)やプロゲステロン(黄体ホルモン)と呼ばれるものが体の中に増加します。

エストロゲン(卵胞ホルモン)の増加での変化
ママの体の症状は乳腺組織の発達が行われるようになり母乳を作る準備が始まります。

プロゲステロン(黄体ホルモン)の増加での変化
眠気が増すと言う報告があります。ただし、生理中の症状でも似たような反応があるため妊娠初期症状と生理による眠気と勘違いしてしまう人も多いようです。

妊娠4週はつわりが見られる人も現れる

妊娠中特有の生理現象として妊娠初期症状と呼ばれるもののほとんどは悪阻(つわり)と呼ばれる症状が現れる方もいらっしゃいます。

全体では4〜5割ほどの方が何らかのつわりの体験をしています。主な悪阻の症状としては眠気、頭痛、便秘、下痢、吐き気や胃のむかつき、胃もたれ、精神的な落ち込みなど様々な症状があらわれます。

このつわりが原因で食欲の不振などで栄養が赤ちゃんに届けれているかなと不安になる方も多いですが、無理なく食べれるものなどを中心に栄養を取る事を心がけましょう。
この時期の赤ちゃんにとって過剰に栄養を取らなくても直ちに影響が出る事はありませんので、ストレスなく取れる栄養をパパとの協力のもと摂取していきましょう。

妊娠4週の赤ちゃん

妊娠4週目のころの赤ちゃんの大きさはどのくらい?

このころの赤ちゃんの状態は「胎芽」と呼ばれるころでまだまだ大きさも1ミリ〜1.5ミリくらいの大きさです。
形はまだ人の形はしておらずエラやしっぽのようなものがみられます。
妊娠4週目のころからエコーなどですごく小さいながらも見る事ができますが、まだまだ「胎児」と呼ばれる状態ではなくこの頃は「胎嚢」と呼ばれるじょうたいです。

この頃の赤ちゃんの成長
● 脳や脊髄になる器官が作られはじめる
● ブロンチ(細気管支)と呼ばれる呼吸器官が現れる
● 心臓の基礎が作られはじめ、左右の心室に分かれる
● 胎盤が働きはじめる
● 目、耳、鼻、口になるくぼみ、足や手となる突起が現れる

妊娠4週目の気にしてほしい事
妊娠4週目の頃には着床が行われ受精卵とママの体がつながり「胎芽」の状態になり、急速に成長してきます。つながった子宮内膜の部分には血液がたくさん集まるようになり、出血を起こしやすい時期でもあります。
これは不正出血と呼ばれる症状の可能性がありおおよそ2割ほどのママが経験をし、突然の出血で不安になってしまう方も多くいらっしゃいます。
安静にしておけば問題なく治まることが多い症状ですが、茶色い血液が混ざった状態や鮮血が混ざっている状態などは流産になってしまった後かもしれない危険も含まれています。

妊娠4週に気にかけておきたいこと

妊娠週数では超初期の時期にあたる時期ですが、妊娠しているかもしれない時期に気をつけておきたいことがあります。
その一つとして出血があるのですが、どのような症状なのか確認しておきましょう。

妊娠初期症状
着床出血ってどんな症状?「いつ」「量」など

妊娠4週目は流産がおこりやすい時期でもある

妊娠初期の始まりのこの頃は流産がおこりやすい時期でもあります。受精卵の異常によっておこる妊娠2週頃におきる化学流産は染色体異常による状態でおこる流産ですが、妊娠4週などの妊娠初期の頃におこる流産は初期流産と呼ばれます。
この原因も化学流産と同じく染色体の異常や成長がストップしてしまう事でおこるものがほとんどです。妊娠を確認してから全体では10%〜15%ほどで起こりえることで体の不調やなにか異常があるかもとおもったらすぐに産婦人科に診察に行きましょう。

妊娠4週目になると予定日の計算ができる時期

病院などでは妊娠8週〜11週のエコー健診で赤ちゃんの成長具合から出産予定日を算出する方式が一般的ですがおおよその目安として妊娠を確認する事ができたら自分でも予定日の計算は簡単にできます。
そのためには最終生理予定日を知っておく事が大事ですがその計算方法はふたつあります。

出産予定日の計算方法①
まずは出産予定月
最終生理のあった月ー3を引く(4月〜12月の場合)
9を足した月」を出産予定月とし
まずは出産予定の日付
最終生理の開始日+7日

出産予定日の計算方法②
最終生理開始日を0日とした場合、280日後を出産予定日とする方法

この2つの方法でおおよその出産予定日が算出されます。

まとめ

妊娠4週の頃は妊娠した事をする事ができるようになる始まりの週です。
体も妊娠初期の症状が現れたりするころで妊娠した事を自覚する時期ですね。赤ちゃんがママのお腹にいる事が確認できる時期や変化が現れるのですが、それと同時に油断できない頃にもなっています。

妊娠を意識してからの生活の変化などをしっかりとしておく事でストレスなく進んでいける準備ができるのではないでしょうかパートナーであるパパなどと協力してこれからマタニティライフが始まります。
色々な変化を楽しいだけではない症状も出るときも多い時期ですが頑張って育てていきましょう。

次は妊娠5週目をみてみよう
妊娠5週|ママの体に出る症状や赤ちゃんの状態

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