女性にとって気になる言葉「妊娠初期」「妊娠超初期」。
多くの女性がこの変化を感じるのは生理予定日以降にいつもと違う自分の体の反応が出ることではじめて妊娠したかもと自覚する人も多くいます。
中には全く変化がなかったという人もいらっしゃいますが、受精後、女性の体のホルモンの働きによって妊娠初期には様々な変化が出ると言われています。
この症状が妊娠をしたときの兆候かもしれないという内容も含めて紹介をしているので、自分の体の変化を気にかけてみてください。
ママになる準備が始まった合図としても知られる妊娠初期のころの体の変化、一体どのような感じ方をするものなの?と思われていたり、もしかしたら自分は妊娠したかもしれないと思ってこの記事にたどり着かれたという人も多くいらっしゃると思いますので、ここでは先輩ママ建ちが体験した様々な妊娠初期の症状を紹介していきます。
女性にとって、妊娠〜出産、そして子育て、今までの生活の中での変化が始まる合図がもしかしたらあなたにもおこっているかもしれません。
妊娠初期・妊娠超初期とは?
妊娠を意識したころによく耳にしたり出産をしたことのある友達などとの話題などにも良く上がる妊娠初期・妊娠超初期とはいったいなに?ってなりますが、この時期は妊娠暦の考えに基づくと、妊娠をしてから0週〜3週(妊娠1ヶ月)までのことを妊娠超初期、そして4~15週(妊娠2~4ヶ月)を妊娠初期とよび、体の中でさまざまな変化が起こる期間です。
妊娠暦とは
赤ちゃんが生まれるまでの期間を「十月十日」といいますが、WHO(世界保健機構)での最新の妊娠期間の調査では280日(±15日)とされています。
妊娠暦といわれる考え方を元に1週間を7日、1ヶ月を28日として正常な妊娠期間を280日にすると定めました。
最終の月経開始日を「妊娠0週0日」妊娠2週の開始日(妊娠2週0日)は14日目となります。ただしこの定義では「排卵日はいつなのか?=あかちゃんがいつできたか」が定義されていないため、生理周期がまばらな生理不順の方などの場合胎児の発育に問題がある、遅いと判断されてしまうため
終月経開始日から14日後の「妊娠2週0日」を排卵日(=赤ちゃんができた日)として妊娠週数を計算しています。
妊娠超初期の症状はどんな体の変化が関係している?
妊娠(着床)をすることで女性の体はホルモンの分泌に変化が現れますhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)と呼ばれるホルモンで妊娠(着床)をすることで分泌され始めるものです。妊娠超初期を維持するために欠かせない重要なホルモンです。
この妊娠超初期の症状は生理の反応によく似た部分があり、見逃してしまいがちです。また、妊娠(着床)した反応として体が起こしているものも現在の妊娠検査薬では生理予定日の1週間後でなくては反応が出ないため判別ができません。
産婦人科に相談にいっても判断することは難しく、妊娠したことがはっきりとわかったころに再来院を促されます。
ただ、このころに体の反応が何かいつもと違うなと思うことがあれば、アルコールや喫煙、使用しているお薬などに木にかけておくことで、後から不安になったりしないように心がけておきましょう。
妊娠超初期の兆候にはどんなものがあるのか?
妊娠(着床)をすることで女性の体の中では分泌されるホルモンの影響で体には個人差はあるもののさまざまな症状が表れます。中には何の変化もなかったよ?というかたもいらっしゃいますが、いくつかの妊娠超初期のころに感じた兆候があるかもしれませんよ。
先輩ママが感じた兆候(比較的多いもの)
・眠気を感じる
・出血
・熱っぽい
・腹痛
・食の変化
・胸に張りを感じる
これ以外にもさまざまな兆候を感じることがありますが、それぞれのママで複数のものがあったり、その変化がわからなかったという人もいたりします。
兆候だけを頼りに妊娠を確定するのは困難ですが、このような兆候を感じることがあれば赤ちゃんやママにとって心配なこと(飲酒・喫煙・カフェイン・お薬)などには控えめにしておきましょう。
妊娠超初期症状は生理予定日前から起こる!妊娠の初期症状チェックマニュアル
「えっ!妊娠検査薬で陰性だったのに、妊娠していたの?」
強烈な眠気や体のだるさ、そして胸の張り・・・。
「もしかしたら妊娠したのかな」と喜びながら、妊娠検査薬でチェックすると陰性・・・。
「あ、風邪なんだ・・・」と思っていたら、後日妊娠が発覚!
そんなケースが実際にあります。
なぜ、そのようなことが起きるのでしょうか?
それは「妊娠超初期症状」の存在を知らないからです。
実は、妊娠の初期症状は、妊娠検査薬で陽性が出る前に始まっている場合があるんです!
ちなみに、妊娠検査薬で正しい陽性反応が出るのは生理予定日1週間後くらいですが、それよりも1~2週間前から母体には変化が出始めます。
妊娠超初期症状は風邪や体調不良と似た症状です
この「妊娠検査薬で陽性が出る前に感じる体調の変化」を「妊娠超初期症状」と呼びます。
もし、何らかの持病をもつ人がこの妊娠超初期症状に気付かず、いつも飲んでいるお薬を飲んだりしちゃうと、お薬によっては、赤ちゃんに影響が出てしまう場合があります。
特に高血圧やてんかんのお薬や、抗がん剤、ビタミンAを含むお薬(サプリとしてのビタミンA、マルチビタミンに含まれるビタミンA)などは注意が必要で、妊娠中の使用時には医師の判断を仰ぐ必要があります。
ですので、妊娠超初期症状について知っておくことはとっても大事なんです。
というわけで、さっそく妊娠超初期症状に当てはまるものがないか、チェックしてみましょう。
- 突然の少量出血があった
- おりものがいつもと違う
- 頭痛・微熱・倦怠感などの風邪に似た症状がある
- 強い眠気がある
- 腰痛や下半身の痛みがある
- 吐き気・胸やけなど、つわりのような症状がある
- 胸やお腹が張ったり、痛みがある
- トイレが近くなる
- ニキビ・吹き出物などが急に増えた
- 基礎体温の変化がいつもと違う
これらの項目で当てはまるものがあれば、排卵日付近に性交渉がなかったか確認してみてくださいね。
ちなみに、前回の生理開始日から2週間後くらいが排卵日となるので、このあたりに性交渉があった場合は妊娠の可能性があります。
妊娠の可能性がある方は、この記事の後半の「妊娠超初期症状」の詳しい説明と先輩ママが実際に経験した症状の体験談 も、ぜひチェックしてみて下さいね。
また前回、「妊娠中の体調不良はこう防ごう!出産前の体調管理マニュアル」という記事で「妊娠中の体調管理」の方法をお伝えしましたが、今回は特に「妊娠超初期」と「妊娠初期」に気をつけたい体調管理の方法をお話しします。
生まれたての赤ちゃん
妊娠は人生の大事なライフイベント。
元気な赤ちゃんを産みたいですよね。
今回の記事が、元気な出産のお手伝いをできるとうれしいです。
それでは、まいりますっ!
妊娠超初期症状が出始めるのは、生理予定日よりも前
冒頭文で少しお話したように、「妊娠超初期症状」は、「妊娠検査薬で陽性が出る前に感じる体調の変化」のことですが、この症状は生理予定日の“前”から現れるといわれています。
一般的な妊娠初期症状は、生理予定日の後の1週間後くらいに現れますが、妊娠“超”初期症状の場合は、生理予定日前に現れるんですね。
妊娠初期症状の場合は「あ、生理が来ない。もしかしたら妊娠かも・・・!」と察することができるのですが、妊娠超初期症状の場合は、そのように察することができないので注意が必要なんです。
以下にわかりやすい図を用意しましたので、それぞれの症状が発生するタイミングを確認しておいてください。
妊娠周期表
上の図を見て気がついた方もいるかもしれませんが、「今は妊娠してから●●週目」と妊娠期間を数える時は、前回の生理が始まった日をスタートの日としてカウントします。
妊娠予定日の疑問
でも、ちょっと違和感を感じませんか?
なんとなく、赤ちゃんがお腹に宿って妊娠が成立した日からカウントするようなイメージがありますよね。
というわけで、続いては「妊娠期間の数え方」について、分かりやすく説明しますね。
なぜ「妊娠週」は「生理開始日」からカウントするの?
多くの人が混乱しがちな「妊娠週」の考え方について
「今、赤ちゃんはどれくらい育っているの?」「出産はいつ頃なの?」ということを確認する際、産婦人科では「妊娠週」という言葉を用いて、母胎がどんな状態なのかを確認します。
ここでいう妊娠週とは「妊娠期間」のこと。
例えば「WHO(世界保健機構)」では、出産までの妊娠週を「40週(妊娠日数は280日)」だと定義していて、日本でもその定義にしたがい、妊娠期間を「40週(280日)」だと決めています。
そう聞くと、「なるほど、男女の性行為で受精が成立してから、40週目(280日目)に出産なのね」と考える人が多いのですが、実はそれ・・・間違いなのです!
なぜなら、正確には、38週目(266日目)が出産予定日にあたるからです。
「えっ・・・じゃあ、先ほどの40週目って何・・・?」と思われるかもしれませんが、実は、先ほどの40週という数字は、性行為による受精が成立する前の「最後の生理の日」から数えられたものなんです。
「えっ!?最後の生理の日って、性行為をする前だし、そもそもそれって妊娠しているとはいえないのでは・・・?」と思われる方も多いと思います。
はい、おっしゃる通りです。
「妊娠」とは一般的には「性行為を経ての受精卵の着床から出産までの過程」を指しますので、妊娠していない状態を妊娠週に含めるのはなんだか変ですよね。
私はこのことをずっと疑問に思っていて、個人的に調べてみました。
すると、どうやら一部の学者さんが「排卵の準備がおこなわれる生理の時点から妊娠週を数えよう!」と考えたことから、妊娠週の定義は始まったそうです。
学者さん
少し難しい話になりますが、卵子は元々、女性が生まれた段階から「原始細胞」として身体の中に存在しています。
その原始細胞の中の一つが、毎回の生理後に発育しはじめ、やがて排卵に至るのですが、その卵子の原始細胞が発育していく時期を「卵胞期」と呼びます。
つまり、生理が始まったということは、この「卵胞期」の準備期間、しいては「排卵」の準備期間だといえるんです。
排卵までの過程
だから、妊娠週を最終生理開始日から定めたのかもしれませんね。
ただ、フランスでは、受精が成立したタイミングから妊娠週を数えています。
ですので、フランスでは妊娠週を「38週目(266日目)」と考えることが普通です。
個人的にはフランスの方が分かりやすい気がするのですが、日本やアメリカでは、最後の生理が始まったタイミングから妊娠週と呼んでいることを覚えておいてください。
(もしかしたら、宗教的な事情もあるのかもしれません)
●妊娠日数(胎齢)の数え方
WHO方式
280日 (7日×40週)
産科臨床学(日本)
280日 (7日×40週。1ヶ月を28日(4週)と換算し、10ヶ月とも呼ぶ)
発生学(フランス式)
266日 (7日×38週)
妊娠週の数え方は、なんとなく理解できましたか?
このような日本式の妊娠週の数え方の場合、妊娠超初期症状が起こるのは「妊娠3~4週」、妊娠初期症状は「妊娠5週以降」となります。
では、妊娠超初期にはどんな症状が出るのでしょうか。
妊娠初期症状の全まとめ
新しい命を宿した夫婦
それではここからは、妊娠超初期症状だけでなく、妊娠初期症状全般に関するお話です!
妊娠初期症状には、以下のような症状がよくみられます。
(人によっては、以下の症状がまったく出ない人もいるようなので、あくまでも参考にしてください)
- 突然の少量出血があった
- おりものがいつもと違う
- 頭痛・微熱・倦怠感などの風邪に似た症状がある
- 強い眠気がある
- 腰痛や下半身の痛みがある
- 吐き気・胸やけなど、つわりのような症状がある
- 胸やお腹が張ったり、痛みがある
- トイレが近くなる
- ニキビ・吹き出物などが急に増えた
- 基礎体温の変化がいつもと違う
- 各症状について詳しく解説していきますね。
【妊娠超初期症状】
1.突然の少量出血があった
妊娠超初期症状の一つに「着床出血」があります。
着床というのは、卵子が受精した後にできる「受精卵」が子宮で母体と結びつくことですが、その着床の際に、子宮内膜から出血することがあるんです(その時の血の感じは、おりものに少し血の色がついたような感じが多いです)。
そのため、着床出血を注意していれば、妊娠の有無がわかるといわれています。
ただ、この着床出血はすべての人に発生するわけではなく、約30%の妊婦さんが経験します。
そのため、着床出血がなかったからといって、妊娠していないとは限りませんので、注意してくださいね。
また、着床出血と生理は誤解されやすいので、以下の二つの見分け方を知っておくとよいでしょう。
驚く女性
●着床出血と生理を見分ける二つのポイント
出血量が少ない
(着床出血による出血量は、生理の時の出血よりもかなり少ないんです。血が混ざった“おりもの”という感じです。ただし、ごく希に出血量が多いときもあります)
痛みのない出血
(ほとんどの場合、生理痛のような痛みは伴いません)
私は1人目の時、少し出血がありましたが、本当に少しでした!つまようじの先でピーっと薄ピンクで線を引いたような・・・。
また、着床出血があったタイミングで「妊娠検査薬」を使っても陽性にはなりません。
妊娠時に出るホルモンやhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)が、妊娠検査薬で検出できるほど体内で分泌されていないからです。
最初にお伝えした通り、妊娠超初期症状とは「妊娠検査薬で陽性が出る前に感じる体調の変化」であることを知っておいてくださいね。
【妊娠超初期症状】
2、おりものの変化
妊娠初期症状では、おりものに変化が現れます。
生理予定日前日に茶色のおりものが出て、ナプキンをつけたものの半日経っても生理が始まらなかったので、翌朝に早期妊娠検査薬で検査したら陽性でした。
具体的には、次のような変化がみられます。
においが変わる
おりものがいつもより多く臭うなあと感じたり、酸っぱい臭いやツンとした感じの臭いに変化します。
生理前のおりものは鉄の臭いがするのに、全く臭わなくなることもあります。
血が混ざる
生理予定日数日前に生理の出血とは違った茶色いおりものが出たり(着床出血)、生理予定日3~4日前から薄いピンク色のおりものが出ることがあります。
茶色いおりものが出る際には、生理痛と同じような下腹部の痛みを伴います。
色や見た目が変わる(透明でサラサラになる)
妊娠前のおりものは半透明から白っぽい色で、卵白のように少し粘り気がありますが、妊娠初期のおりものは透明でサラサラに変わります。
【妊娠超初期症状】
3.頭痛・微熱・倦怠感などの風邪に似た症状がある
風邪と似た症状
以下のような、風邪や胃腸炎と似た症状が現れることがあります。
- 頭痛が起こる
- 微熱が出る
- 倦怠感が続く
- 胃のむかつきが続く
一人目の時は、風邪症状がありました。夏風邪なんて珍しいな、と思ってて市販薬も飲みましたが効かず、普段経験ないのですが微熱が続きました。
このような症状が現れた場合は、自分の判断で薬を飲まないように、まずはかかりつけの先生に相談しましょう。
薬が身体の中の赤ちゃんに及ぼす影響は少ないとされていますが、妊娠2~4ヶ月の赤ちゃんの場合、器官形成期(赤ちゃんの心臓や目、手足などの重要な器官が作られる期間)に当たるため、薬の影響を受けることがあるといわれています。
【妊娠超初期症状】
4.強い眠気がある
強い眠気
妊娠中は昼夜を問わず、強い眠気に襲われることがあります。
これは俗に「眠りづわり(寝づわり)」と呼ばれている、代表的な妊娠初期症状のひとつです。
この強い眠気は、妊娠中に分泌される「プロゲステロン(黄体ホルモン)」が原因で、眠くなると考えられています。
女性の身体は「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」という2つの女性ホルモンの働きによって、コントロールされています。
この2つのホルモンは、一定の周期で分泌量を変化させて、女性の心と身体のバランスを整えているのですが、「プロゲステロン(黄体ホルモン)」には妊娠をサポートするために身体を休ませる役割があり、その中に「睡眠作用」があるといわれています。
だから、妊娠中は強い眠気を感じやすいんですね。
異常な眠気がありました。毎日ちょっとでも横になると、余裕でお昼寝2.3時間してました。
【妊娠超初期症状】
5.腰痛・下半身の痛み
妊娠が後期になると、お腹が大きくなり、姿勢が前かがみになって腰痛になりやすいのですが、実は、妊娠の初期の段階でも腰痛になることがあります。
腰痛に悩む女性
これは、「リラキシン」というホルモンの影響です。
このホルモンは、妊娠の初期から分泌される卵巣ホルモンの一種で、骨盤の関節をゆるめる働きがあります。
それによって、赤ちゃんが骨盤の中を通りやすくなるんですが、その結果、ゆるんだ関節を筋肉が支えようと緊張してしまい、腰痛・下半身の痛みの原因になってしまうんです。
そして、このリラキシンは、妊娠の初期の段階でも分泌されるんです。
場合によっては、“ぎっくり腰”と思うほど腰が痛くなることもあるので、注意が必要です。
「ぎっくり腰??」っと思うほど朝起きたら急に腰がいたくなりましたよ(^^)
【妊娠超初期症状】
6.初期のつわりの症状
妊娠の初期でも、以下のような“つわり”の症状が現れることがあります。
つわり
- 吐き気
- 胸やけ
- 食事の嗜好の変化
- 特定のにおいに敏感になる
つわりに関しては、前回の記事からの引用が参考になると思います!
「つわり」とは、妊娠2~4カ月頃に起きる、むかつき・吐き気・食欲不振・嘔吐、そして、嗜好の変化や胸やけが起きる状態のことを指します。
つわりは医学用語で「悪阻(おそ)」とも呼ばれます。つわりは、卵巣から出てくる「女性ホルモン」の変化によって起こるといわれており、妊娠5~6週から出現して、12~15週頃にはなくなります。
引用元:妊娠中の体調不良はこう防ごう!出産前の体調管理マニュアル
【妊娠超初期症状】
7.胸やお腹が張ったり、痛みがある
着床してめでたく妊娠が成立すると、胸が張って乳首が痛くなったり、お腹が張ってシクシクと痛んだりする症状がでることがあります。
妊娠によるホルモンバランス変化や水分代謝の変化がおこり、胸や子宮に血液や水分量が多くなるため、胸や腰が張ったり痛みを感じたりします。
腹痛
何となく子宮辺りが時々チクチクするような感じがあったのと、
胸がいつも生理前に張る大きさに比べ、
寝転んだ時にいつもの生理前より大きいと感じていました。
【妊娠超初期症状】
8.トイレに行く回数が増える
急にトイレが近くなったり、下痢気味になるといった症状が現れることがあります。
妊娠によるホルモンバランス変化によって、身体に溜め込む水分の量が変わり、尿の量が増えるためトイレに行く回数が増えます。
また、ホルモンバランス・水分代謝の変化によって、下痢の症状が出ることもあります。
トイレ
いつも生理来る前と同じような感じでしたが、とにかく頻尿だった。一時間か一時間半に一回トイレに行かないといけなかったかな
【妊娠超初期症状】
9.ニキビ・吹き出物などが急に増えた
妊娠によってホルモンバランスが急に変化すると、肌トラブルも増えるようになります。
たとえば、ニキビが増えたり、いつものスキンケアコスメがしみるといった症状がでることもあります。
肌荒れ
生理予定日頃にやたらと化粧水がしみる、ということがあります。
(複数回出産していますが、初産時を除いてすべてそうです)
普段から低刺激のものを使ってはいるんですが、とにかくしみる・・・痛い・・・。
それはつわりが収まる頃まで続きます。
【妊娠超初期症状】
10.基礎体温の変化がいつもと違う
妊娠すると、「基礎体温」に変化が現れます。
基礎体温とは、女性の身体のサイクルに合わせた体温の変化をみるために測る体温のことです。
毎朝起きてすぐに安静の状態で、専用の「基礎体温計」で測ります。
体温の変化の幅は小さく、0.3~0.5度くらいの変化を見ていくため、専用の体温計が必要です。
基礎体温計
基礎体温をつけていると妊娠しやすい排卵日が予測できたり、妊娠の兆候に気づきやすくなったりするため、妊娠を希望している女性は基礎体温表をつけておくことをオススメします。
では、なぜ妊娠によって基礎体温に変化が起きるかというと、女性のホルモンバランスの変化によって基礎体温が変化するからです。
妊娠せずに通常通り生理がくる場合は、前回の生理終了から排卵日にかけて体温は低く推移し、排卵後に体温が上がって高温が続き、生理前にはまた体温が下がります。
そして、妊娠して生理がこない場合は、排卵後に上がった体温が生理予定日前になっても下がらず、高温がずっと続きます。
基礎体温グラフ
ですから、排卵後の高体温が生理予定日になっても下がらない場合は、妊娠している可能性があります。
妊娠すると体温が下がらないのは、「hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)」という物質の作用です。
hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)は、妊娠をサポートしてくれるホルモン「プロゲステロン」の分泌を維持するように働きます。
プロゲステロンは、体温を高温にするホルモンなので、妊娠すると体温が高いままの状態になります。
妊娠超初期~妊娠初期に気をつけたい薬や食べ物は?
妊娠超初期から妊娠初期にかけては、赤ちゃんの身体の大切な部分が次々と作られていきます。
そのため、妊娠超初期症状・妊娠初期症状に気がつかずに持病の薬などを飲んでいると、赤ちゃんの身体が正常に作られないことがあります。
そこで、妊娠の時期によって気をつけるべき薬について、まとめました。
1. 受精前~妊娠3週くらいまで(前回の生理終了~生理予定日まで)
妊娠超初期症状が現れはじめる時期です。
この時期、ほとんどの医薬品は赤ちゃんに影響を与えません。
というのも、この時期に子宮の中の小さな赤ちゃんにダメージがあった場合は、流産するかダメージが修復されるか のどちらかだからです。
このことは、専門用語で「all or none の法則 (全か無かの法則)」といわれ、薬剤に関して基本的に心配がいらない時期とされています。
法則を説明する博士
ですが、せっかく妊娠したのに流産してしまうのはとても悲しいことですし、医薬品の中には体内に長期間とどまるものもあります。
ですから、妊娠超初期症状が現れた場合は、万が一に備えて医薬品の服用について医師の指示を仰いで下さい。
体内に長期間とどまりやすい医薬品には、「エトレチナート」という角化症という病気に使用される薬や、「リバビリン」というC型肝炎という病気に使われる薬などがあります。
2. 妊娠4週~7週くらいまで(生理予定日から1ヶ月間)
妊娠超初期症状~妊娠初期症状が現れる時期です。
この時期は、赤ちゃんの身体のさまざまな部分が作られるので、医薬品の使用には細心の注意が必要です。
少数ではありますが、赤ちゃんに“異常 ”を起こしてしまうものがあるからです。
この時期に特に気をつけるべき医薬品や成分には、次のようなものがあります。
- ワルファリンカリウム(抗リン脂質抗体症候群という病気のお薬)
- メソトレキセート(がんのお薬)
- バルプロ酸ナトリウム(てんかんのお薬)
- ビタミンAがたくさん含まれる薬やサプリメント
特に、最後のビタミンAは大量に摂らないように注意が必要です。
ビタミンAは、マルチビタミンのサプリメントにも含まれていますし、食べ物にも含まれているので気をつけましょう。
たとえば、レバーを貧血予防の目的で毎日もりもり食べていると、知らぬ間にビタミンAの過剰摂取になりかねません。
というのも、実はレバーにはビタミンAがたっぷり含まれているからです。
実は、鳥や豚のレバー1串で、妊娠中の摂取目安量をオーバーしてしまうほどビタミンAが含まれているんです!
レバーの焼き鳥
妊娠超初期~妊娠初期にかけて、体がダルいと感じるために「レバーで貧血予防」と考える気持ちはとてもよく分かるのですが、毎日食べ続けたりすると悪影響が出ることがあります。
食事をバランスよく食べていれば、ビタミンAの過剰摂取になることはありませんので、いろいろな食材をたくさん食べるよう心がけて下さいね。
貧血予防の食事については、下記記事にも書いていますので、興味のある方は確認してみてくださいね。
貧血のつらさの原因は酸欠だった!貧血症状に対処する応急処置まとめ
また、この時期に赤ちゃんの身体の重要な部分が作られるので、積極的に摂っておきたい栄養素があります。
それが「葉酸(ようさん)」です。
赤ちゃん
葉酸は、赤ちゃんの脳のもとになる「神経管」が正常に作られるようにサポートする栄養素です。
生理がこなくて気がつく「妊娠初期症状」の頃は、神経管が完成している時期なので、妊娠を考えている方はサプリメントなどを使って積極的に葉酸を摂っておくようにしましょう。
妊婦でも市販薬は大丈夫?ドラッグストアでも買えるお薬について
これまでお話したのは、病院で処方される薬でしたが、多くの女性が気になるのは普段服用するような市販薬ですよね。
特に妊娠を考えている人は、安易に市販薬を飲まずに、妊娠の可能性があることを含めて病院で相談するよるにしてくださいね。
やむを得ず市販薬に頼る場合は、以下のようなポイントを押さえておいてください!
妊娠中には薬に気をつける
1.かぜ薬
ヨードを含むうがい薬は、ヨードが胎盤を通過して胎児に悪影響を及ぼす可能性があるので使わないようにしてください。
また、風邪をひいてしまった場合は、「アセトアミノフェン」という有効成分のかぜ薬を選びましょう。
妊娠中の解熱鎮痛薬として安全性が高いといわれています。
2.便秘薬
基本的には、薬に頼らず食生活で改善しましょう。
ただ便秘がひどい場合は、安全性の高い「マグネシウム塩類」の下剤を使用してください。
飲料水の硬度が高いものも、こういった下剤と同じような働きがありますのでオススメです。
3.鼻炎や花粉症の薬
妊娠すると水分を溜め込みやすい体質になるので、鼻炎にもなりやすいです。
この場合は、なるべくマスクや眼鏡で物理的に予防するのが一番です。
ただ、薬を使う場合は、「ナファゾリン塩酸塩」「テトラヒドロゾリン塩酸塩」といった成分が含まれていないものを選びましょう。
4.ステロイド(塗り薬)
処方どおりに使うのであれば、経皮吸収の心配も考えなくても大丈夫といわれています。
このように、妊娠中は市販薬を選ぶ時でも成分に細心の注意が必要となります。
体調を崩さないようにしっかりと予防するのがイチバン大切ですが、万が一体調を崩してしまったなら、自己判断せずに病院や薬局薬剤師に相談するようにしてくださいね。
妊婦さん
いかがでしたか?
妊娠の初期症状を知っておけば、色々な準備を前もっておこなうことができます。
あなたの旦那さんにも今回の記事を読んでいただけると、旦那さんのサポートも受けやすいと思います。
妊娠は人生の一大イベント。
今回の記事を読んでいただき、妊娠中の生活に備えてくださいね。
あと、何か心配なことが起きたときには、産婦人科をこまめに受診するようにしましょう!