7~8ヶ月の赤ちゃんの様子と離乳食の進め方

離乳食にも慣れてきて、なめらかなものを上手に飲み込めるようになったら、ステップアップ。母乳・ミルクとの関係や、成長に伴って食べ方が発達していく様子をしっかり見極めましょう。

月齢の目安
スタートから2カ月ほどたち、7カ月ごろになったら、そろそろ7・8カ月ごろの離乳食へ。発育が順調で、母乳やミルクをしっかり飲み、1日2回の離乳食を喜んで食べているようなら、少し早めに7・8カ月ごろの離乳食メニューを少し取り入れてみてもいいでしょう。

体の発育
腰がしっかりしてきて、1人で座っていられるようになります。ラックやベビーチェアに座って大人が食べさせる、というスタイルが定着します。
両手がかなり自由に使えるようになるため、食器や離乳食に手を伸ばすことも増えてきます。そんなときは赤ちゃん専用のスプーンを持たせてもよいでしょう。

心の発育
おすわりができて視界が広がると、さらに好奇心が旺盛になります。もちろん離乳食に対しても興味津々。触ってみたい、食べてみたい、おいしい、いらないなど、はっきりしたサインを発するように。大人から見るといたずらのように思えますが、これも大切な成長過程の一つです。危険なこと以外は、なるべく見守ってあげて。

舌や口の動き
離乳食に慣れてきた赤ちゃんの舌は、前後に加えて上下にも動くようになります。絹ごし豆腐くらいのかたさなら、上あごと舌の間に食べ物を挟み、モグモグしながらつぶせるように。赤ちゃんの口の動きをじっくり観察しましょう。

授乳タイムのうちの2回を離乳食に

時間の目安
午前と午後の授乳タイムに1回ずつ離乳食を組み込みます。朝食と昼食、または朝食と夕食など、大人が余裕を持ってあげられる時間を決めるのがベストです。
離乳食タイムのうち1回は、家族の食事時間に合わせてもいいですね。「おいしいね」と話しかけながら一緒に食卓を囲めば、赤ちゃんも落ち着いて食べられます。一度食事タイムを決めたら、なるべく毎日同じ時間にあげるようにします。

離乳食を進めていく上での母乳と離乳食の栄養の割合

この時期の赤ちゃんが離乳食からとる栄養は、全体の30〜40%。まだまだ母乳・ミルクが主な栄養源です。離乳食のあとには欲しがるだけあげましょう。

主な栄養源は母乳やミルクです。でも、食べさせられる食材の種類も少レすつ増え、離乳食からとれる栄養も大切になってきます。炭水化物、タンパク質、ビタミン・ミネラル類をまんべんなく食べさせるようにしましょう。

舌と上あごの間でもぐもぐしながら食べ物をつぶせるようになる

口の動き
食べ物を国の中に取り込むと、舌を上あごに押しつけるようにして、小さなかたまりをつぶしますぎその際、口のまわりの筋肉にも力が入るため、唇の左右の端がキュッと横にのびるように見えます。この食べ方がこのころの特徴的な動きです。

舌の動き
赤ちゃんの舌は前後の動きに加え、上下にも動くように。そのため、離乳食を舌と上あことの間で挟み、つぶして食べるのです。離乳食のかたさがわからないときは、この食べ方をまなしてみるとよいでしょう。かたさの目安がわかります。

絹ごし豆腐ぐらいのやわらかなかたまりから、みじん切り状に刻んだものへ。舌と上あごの間でつぶせるような、やわらかなかたまりが離乳食の目安です。

離乳食の味付け・固さ・大きさ・量など

かたさ、大きさ
指で押すと簡単につぶれる、絹ごし豆腐ぐらいのかたさが目安です。野菜ならやわらかくゆでたものを粗つぶしやこまかいみじん切りに。鶏肉や魚は、しっかり加熱してほぐしたものにとろみづけをすると食べやすいでしょう。
いきなりかたさをアツプさせるのではなく、今までのなめらかな状態の中に、少しかたまりを残すようにして進めます。


食べる量には個人差がありますから、左の表の数値から少しはみ出るくらいなら、心配しなくてもよいでしょう。毎食、あまりに食べる量が多い、または、少ない場合は体重の増え方を見て、医師や栄養士に相談してみましょう。

味付け
しょうゆやみそが使えますが、原則的に調味料は使用せず、だしの風味と食材そのものの味だけでもOK。変化をつけたいときは、プレーンヨーグルトや溶いた粉ミルク、トマトや果物などを利用すると風味がアップしておすすめです。

  離乳食のQ&A

Q.1回の離乳食に小さじ5~6くらいしか食べません。次の段階に進めても大丈夫?
A.母乳・ミルクが多すぎるのかもしれません

たとえ食べる量が少なくても、発育が順調で、1日2回の離乳食を機嫌よく食べているなら、7・8カ月ごろの離乳食メニューを1品でも取り入れて。授乳量や回数が多すぎることも考えられます。生活リズムとともに見直してみましょう。

Q.少しでもかたまりがあると吐き出してしまいます…
A.今までのメニューをつぶしきる寸前であたえてみましょう

かたまりがかたすぎるのかもしれません。7・8カ月ごろの離乳食になったばかりなら、お手本はジャムくらいのかたさ。つぶれている部分とかたまりは、かたさの差がほとんどありません。56カ月ごろの離乳食メニューをつぶしきる直前で与えてみましょう。

Q.食後の母乳をほとんど飲まなくなってしまったのですが…
A.ほかの授乳タイムにしっかり飲めば問題ありません。

離乳食をよく食べているなら、食後はほとんど飲まなくても問題ありません。離乳食で気持ちもおなかも満足しているのかもしれません。しかしまだ母乳・ミルクからの栄養が主なので、離乳食以外の、残り3~4回の授乳時間はしっかり飲ませて。

Q.とにかくよく食べる、欲しがるだけ与えてもよい?
A.一口一口ゆっくり与えてみましょう。

食べる量には個人差がありますし、ミルクより離乳食という子もいます。このころの赤ちゃんはまだ満腹感を感じにくいもの。一ローロゆっくり与え、15~ 20分程度で切り上げましょう。

Q.最近ぱったりと離乳食を食べなくなってしまいました。
A.食べ方にムラの出る時期、様子を見て進めましょう。

ちょっと離乳食に飽きてしまったり、一生懸命もぐもぐしなくてはいけないメニューばかりで、少し疲れているのかも。元気で機嫌が悪くなければ、メニューに変化をつけて、もう少し様子を見ましょう。

Q.レパートリーがないのでほとんど「おじや」ばっかけにこれでもいいの?
A.食べやすいおじやに別皿をプラスしよう

おかゆにさまざまな具を刻んで加え、だしで煮込んだ「おじや」。かたさといい、とろみ加減といい、バランスがとれます。ただし、別にもう1品、果物やいも類をプラスしましょう。

Q.毎食違った食材を使わないといけないの?
A.同じ食材なら味に変化をつけましょう

毎食違った食材でも同じ食材でもどちらでも大丈夫。同じ食材でも、組み合わせる食材や味のベースを変えるだけで、ずいぶん違ったメニューになります。1週間単位でいろいろな食材にチャレンジしてみましょう。

Q.食事の途中で手や口をふこうとすると嫌がってないてしまいます。
A.食べる意欲を優先してあげましょう。

大人には気になる口や手の汚れも、おなかのすいている赤ちゃんにはほとんど気にならないもの。食事の最後にまとめてふくようにして、食べたいときは食べさせてあげて。体温と同じか、少し温かいタオルでふくと嫌がらないことも多いです。

Q.おやつのボーロどのくらいあげればいいですか?
A.おやつはまだ不要お楽しみとしてなら1~2粒くらい。

ボーロや赤ちゃんせんべいはおやつと考えるのではなく、自分でつまむ、つかむ楽しみが味わえるものと考えましょう。ごくたまに、遊びを切り替えるときなどに量を決めて与えましょう。

赤ちゃんの様子を見ながらゆっくり進める

ベビーチェアやラックに座らせ、声をかけながら一口ずつ食べさせます。

中には自分から「あーん」とお口を開ける子も。まだ自分で食べるのは難しい時期ですが、スプーンや食器に手を伸ばすようなら、小さくて持ちやすい赤ちゃん専用のスプーンを持たせてあげてもいいでしょう。

この時期に気をつけたいのは、大人がせつかちに食べさせてしまいがちなこと。
食べ物をもぐもぐと舌でつぶして食べる練習をする時期ですから、まだ食べ物が口に残っているのに口元に運んだり、一度にたくさん入れないように注意して。もぐもぐする様子を確認しながら与えましょう。

こんな様子が見られたら、次のステップヘ

豆腐くらいのかたさのものや、やわらかくゆでてみじん切りにした野菜、7倍がゆなどを、舌と上あごで上手につぶせるようになればOK。

もぐもぐ……とリズミカルな動きで食べているのが理想です。いろいろな食材を離乳食にとり入れ、1日2回の食事を楽しく食べているといいですね。

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1週間の献立の目安

2回食にも慣れ、食事や授乳のリズムを整えて離乳食を安定して進められる絶好の期間です。やわらかなかたまりを少しずつ増やしていきましょう。

何品も作らなければいけないときは?

毎食、何品も作るのが面倒なときはおじやや煮込みうどんでもOKです

いろいろな食材の味を知ってほしいので、炭水化物、タンパク質、野菜を使ったメニューを用意したいものです。毎食、何品も作るのが大変なときは、タンパク質の食材と野菜を入れたおじややうどんなどでもかまいません。