9~10ヶ月の赤ちゃんの様子と離乳食の進め方

1日2回の離乳食をしっかり食べるようになったら、そろそろ大人と同じ1日3回食へ。
食べ方にむらが出たり、遊び食べなどママの悩みも増えます及肩の力を抜いて根気よく進めていきましょう。

月齢の目安
生後9カ月ごろになると、舌でつぶせないものは、モゴモゴと左右の歯ぐきのほうへ移動させ、つぶしながら食べることを覚えます。これはかなり大人の食べ方に近づいた証拠。

9カ月になったからステップアップするというのではなく、このような食べ方の発達が見られたら、あせらずにゆっくりと9〜10力月ごろの離乳食へ移行するようにしましょう。

体の発育
運動能力が発達し、はいはいやつかまり立ちができるようになります。たくさん体を動かして、離乳食タイムやねんねの時間など、生活リズムにメリハリをつけましょう。

心の発育
一つのメニューを指さして「もっと食べたい」「もういらない」と意思表示するようになったら、意味のある言葉ももうすぐ出るように。ママは「ごはんが食べたいのね」「にんじん、どうぞ」と、赤ちゃんの気持ちを代弁するように声をかけるといいでしょう。

舌や口の動き
赤ちゃんの舌は前後、上下に加えて左右にも動くようになります。上手にかむ練習をするために、大きさ、かたさの調節に気を配りたいとき。口に入れたものを出してしまうときは、かたすぎてつぶせない場合がほとんどですので、やわらかく調理しましょう。

なるべく大人と同じ時間に離乳食を食べる

今までの離乳食タイムのほか、もう1回の授乳タイムに離乳食をプラスします。離乳食と離乳食の間は3〜4時間空けるようにしましょう。3回食に慣れてきたら大人と同じ食事時間にすらしてもOKですが、3回目の食事は夜7時を過ぎないように気をつけます。

時間の目安
1日に3回の離乳食を、なるべく朝、昼、夕ごはんの時間帯に固定させていきましょう。取り分けできるメニューも増えるので、家族と一緒に食事ができるように。パパの帰りが遅いなど、そろって食事ができない場合は、赤ちゃんの生活のリズムを崩さないことを優先させます。早寝早起きの習慣をつけましょう。

離乳食を進めていく上での母乳と離乳食の栄養の割合
主な栄養源が母乳やミルクから離乳食に移ります。炭水化物、タンパク質、ビタミン・ミネラル類のバランスに注意して、しっかりかんで食べる習慣をつけましょう。

離乳食タイムとは別に、授乳タイムがあってよい時期です。離乳食のあとに母乳・ミルクを欲しがるなら、飲ませます。食べる量が増えて、母乳・ミルクを欲しがらなくなる子もいます。自然に任せましょう。

このころの赤ちゃんの食べ方を見てみよう

口の動き
少しかたさのあるものを与えると、左右どちらかの歯ぐきですりつぶすような動きをします。唇がどちらか一方によじれるように見え、かんでいる側の頬がふくらむのでわかるはず。このような食べ方ができるようになるのが特徴です。

舌の動き
前後、上下に加え、左右にも赤ちゃんの舌は動くようになります。これで舌を自由に動かして食べ物を寄せたり、かんだり、つぶしたりができるように。舌で食べ物を移動しているときは、口が開いたりしまちよく観察してみましょう。

離乳食の味付け・固さ・大きさ・量など

かたさ・大きさ
指でつまんで、軽く力を入れると簡単につぶれるバナナくらいのかたさが目安です。野菜ならやわらかくゆでて粗みじん切りに、タンパク質食材は加熱したものを赤ちゃんの一口サイズにほぐし、食べやすくとろみをつけます。大きすぎ、かたすぎの離乳食は、食べない、まる飲みなどの原因になります。赤ちゃんの口の動きや食べる様子をよく見て、かたさや大きさを調節してあげましょう。


動きが活発になるので食べる量が増えます。とはいえ食べる量には個人差があるので量にばかりこだわりすぎないように。約3カ月間の期間に、赤ちゃんそれぞれのペースで食べる量が増えていければ心配いりません。

味付け
まだまだ薄味をキープしたい時期です。大人が食べると、ほんのり味がついているかな?と感じるくらいで十分。風味づけ程度にしょうゆやバターなどをごく少量使うのはOK。

  離乳食のQ&A

Q.とても小食ですが、このまま3回食に進めても大丈夫?
A.授乳量を確認してみて3食目は少量からスタート

1日の栄養の60%程度は離乳食からとれるようになります。授乳量や授乳の回数が多すぎたり、果汁やお菓子を与えているならそれらを見直して。3回目の食事は、ほかの2食の半量くらいから始めるとスムーズでしょう。

Q.好き嫌いが多いみたいどうすれば解決できる?
A.好き嫌いは長続きしません間をおいて再チャレンジしましょう

このころからははっきりと食べ物の「好み」が表れることが増えてきます。パサパサして口あたりの悪いもの、においや酸味の強いものなどを苦手とする赤ちゃんも多いものです。でも、その好みは案外短期間で移り変わるものですから、目先を変えて数日後にチャレンジしてみましょう。

Q.遊び食べがひどくなってきましたどのくらいで切り上げたらいい?
A.遊び食べが「遊び」になったら「ごちそうさま」しましょう

食べ物をグニュッと握って感触を確かめたりするのは、食に対する興味の表れ。成長の一つのステップなので、たまにはやらせてあげてください。しかし食べ物を投げるなど、ただの遊びになっているようなら切り上げて。食事時間は30分まで、と決めても。

Q.初めての食材を食べさせるときは、どんなことに気をつける?
A.慣れているメニューに加えてみましょう。

食べられる食材もぐんと増えますが、初めての食材は慣れたメニューに少し加えると、比較的スムーズに食べられるようです。炒める、揚げるといった調理法も少しずつ取り入れて、変化を持たせるのもいいでしょう。

Q.ミルクが大好きで離乳食をあまり食べません?
A.哺乳瓶にさよならしてコップで飲むようにしましょう。

母乳やミルクが大好きで、離乳食をあまり食べないという赤ちゃんの場合、体重の増え方をチェックしてみましょう。食事タイムの哺乳びんを卒業して、 トレーニングマグやコップに切り替え、ミルクの量を減らすように心がけて。

Q.まる飲みをしているみたいどうしたらいい?
A.かたさや大きさを見直してしっかり声をかけて与えましょう

かたすぎてかめない場合と、逆にやわらかすぎてかむ必要のない場合、まる飲みしてしまいがちです。歯ぐきでかむためには、角切りばかりではなく薄切りや前歯でかみ取る形にするのもおすすめ。「カミカミするのよ」と声をかけて、ママもやって見せましょう。

Q.栄養バランスの気をつけ方は?
A.1週間単位でバランスを考えてあげましょう。

このころから、栄養バランスを考える必要があります。エネルギー源となるおかゆやパン、ビタミン・ミネラル源の野菜、魚や肉、大豆製品などのタンパク源を、1週間程度の単位で、なるべくまんべんなく食べさせるように心がけましょう。

赤ちゃんの様子を見ながらゆっくり進める

この時期は、かむ練習をすることが重要です。口に入れたものを片側に寄せてカミカミしていたら、歯ぐきでしっかりかんで食べている証拠。赤ちやんの食べる様子を確認しながら、大きさやかたさを変化させていきましょう。

自分で食べたがる場面も増えてきます。テーブルの上はめちゃくちゃになりますが、ある程度は目をつぶって。フォークに刺したものを手渡してあげてもいいでしょう。おロヘ運べたらたくさんほめてあげて。

また、3回食になるとメニューもマンネリになりがちです。手づかみメニューやめん類を取り入れたり、炒めもの、揚げものなどで調理法に変化をつけたり、ごく少量の調味料で風味づけなどすると、赤ちゃんも食が進みます。

こんな様子が見られたら、次のステップヘ

1歳になり、1日3回の離乳食が安定して食べられ、バナナくらいのかたさのものをしっかりかめるようになったら、次のステップヘ。まずはよく食べるやわらかめの食材をコロコロ状にして与えることから始めましょう。

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